社長や個人事業主は過払い金請求を忘れずに！

「違法な金利で貸していたのは消費者金融やカード会社なんだから、もし自分が該当者なら、向こうから連絡が来る」。

そんな勘違いしている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、この「過払い金」。待っていても、相手方の会社から連絡が来ることはないんです。最高裁は、金利が違法であったことは認めましたが、それによって払いすぎた利息＝過払い金について、消費者金融やカード会社に告知する義務までは認めていません。このため、消費者金融やカード会社から「あなたに過払い金があるので、全額払います」などという連絡が来ることは無いのです。

では、どうすれば良いのか。

過払い金を取り戻そうとする場合は、借りていた本人から行動を起こす必要があります。具体的には、弁護士に相談して、過払い金の請求手続きに着手する必要があるのです。

「過払い金気になるけど、もう借金ことなんて忘れたいし」。

そんな気持ちの部分から、過払い金の相談を、あえて避けている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、本当にそれで良いのでしょうか？

過払い金は、本来払う必要のなかった利息のことです。消費者金融やカード会社が、利息制限法というルールを守っていれば、発生するものではないのです。

そんな違法金利での借入れのため、毎月の返済がとてもきつかったはずです。返しても返しても残金が減らずに、途方に暮れたこともあったはずです。

それは、あなたが悪かったからではありません。当時の消費者金融やカード会社が、法律上許された利率以上の違法金利で貸していたからです。

創業当時、開業当時にこんな大変な思いをされた方の時間は取り戻す事はできません。

でも、払いすぎた利息＝過払い金は取り戻す事が出来るのです。

消費者金融やカード会社は、自分たちが違法金利で貸していたのに、それを伝える義務はないという立場です。

過払い金を請求しないと、そんな立場の消費者金融やカード会社が利益を積み上げることになるのです。本当にそれで良いですか？

「今は忙しいから、過払い金請求は後で良いや」。

そんな言い訳で、面倒くさい過払い金請求を先延ばしにしている方も多いかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

過払い金は、いつまでも請求できるものではないのです。

過払い金は、原則として、取引が終了してから10年で時効となります。取引の途中で一度完済して借入れのない空白期間がある方や取引の途中から返済のみになった方の場合、最終取引日から10年が経過していなくても時効となってしまう過払い金が出てくるリスクもあります。

「思い出したら10年が過ぎていた」。

せっかく相談・依頼を受けても、こんな結果になってしまう方が必ずいます。いくら悔やんでも、時効となってしまっては、法律的に取り戻す事が出来なくなってしまいます。

思い立ったら、まずは1日でも早く相談予約から。このページをそっと閉じて面倒くさいことから逃れようとするのではなく、とりあえず相談の予約まで済ませてください。

「過払い金を請求するとブラックリストに載ってしまう」。

そんな勘違いから、過払い金請求を諦めている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、大丈夫です。

完済済みの会社の場合、過払い金を請求しても、信用情報で事故扱いされることは無くなりました。いわゆるブラックリストに載らなくなったのです。この運用が始まってからすでに10年以上が経過していますが、ネット上には間違った情報が転がっているので、ウソ・デマ・ガセ情報に騙されないようご注意ください。